上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
img128.jpg


ひなたぼっこは至福の時。



その悲劇は、二日間荒れた吹雪が通り過ぎた後やっとやってきた、四月らしい小春日和に起こった。



ゲンマさんとアザラシーズをパニックにおとしいれたその事件を語る前に、まずは我が家の間取りを説明しよう。
我が家は14階に位置する、アパートの一室だ。
玄関からキッチン、リビング、そしてアオ、アカのそれぞれの部屋が、直線上に並んでいる。 リビングには大きな窓があり、そこからベランダに出入りできる。 ベランダはリビング、アオ、アカの部屋の直線と平行に位置し、アカとアオの部屋の窓からも、出入りしようとすれば出来る。 かなりの大きさなので、なにかに利用したかったところだが、あまりの高さと手すりの低さに、ベランダはアザラシーズ家では立入禁止の無用の長物となっている。



話を戻そう。
その日はやっとやってきた春を謳歌するには完璧な日だった。
いきなりあがった気温に、窓を少しだけ開け春の空気を自部屋で楽しんでいたアカ。
気候のせいかすっかりご機嫌のゲンマさんの相手をリビングでしていたアオ。
平和な昼下がりが家中にただよう…。



その時だ。
のほほんとした雰囲気をやぶるように、リビングでくつろいでいたアオとゲンマさんの耳に、ベランダの方からとつぜん何かのぶつかるような音が!



ゴンッ!



「え? な、なに…?」



(ベランダの方を見るアオとゲンマ)



「 ??? ……ああ、なーんだハヤテさんか…。 …………

えっ!?! ハハハハヤテさんっ!?!



ななななぜにあなたが窓の外、つまりベランダにいらっしゃるんですかっ?
ていうか姫様自身も前足を窓について呆然とした顔をしている…。



と、混乱の極みを極めていたアオとゲンマさんとベランダのハヤテさんのもとに、あわてた装いのアカが。



「い、今、窓から気配がして振り返ったら窓の外のハヤテ姫と目があったんだけど…あったとたんこっちへ向かって走っていって…」



つまり抜き足差し足でアカの背後の窓から、ベランダへでた姫様。
でたのはいいが基本的にはビビリなため、アカと目があったとたん我に返り、室内に戻ろうとリビングに向かってベランダを走っていった。 ところが、気の利かない(←姫様視点)アオと弟は窓を閉めたままだったため、閉まっていることに気付かなかった姫様は、勢いよく窓にぶつかってしまった、ということらしい。





落ち着いて考えてみれば、すぐに窓を開けて入れてやればいいのに、突発事項に弱い王子と小間使いたち。
あわてふためいている間に、ぶつかったことでショックを受けていた姫様はいつのまにか何とか自力で立ち直り、ベランダから姿が見えなくなっていた。



姫様の姿が見えなくなってあせりまくったアザラシーズ。
その頭に、一番最初に浮かんだ言葉は…




と、飛んだっ?!!!!!





ハヤテ姫はあまりにエキセントリックで、以前から頭に血が上るとまわりが見えなくなるタイプ
これはもう飛んだにちがいない!!!
と、顔色をなくしベランダの窓を開けのぞき込むアザラシーズとおろおろするゲンマさん。





そして…



そんな一匹と二人のうしろから「あら、あなた達何をそんなにあわてているの?」といわんばかりに、ゆうゆうと現れた姫様…。





…ああ、そうか…アカの部屋の窓…開けっ放しだったのね…(疲)。


スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://yamacan.blog46.fc2.com/tb.php/15-dd766a4b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。