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【拉致しましょう。】


なんとかかんとか飛行機の延期、アパート引渡し、ホテルの確保など、もろもろの雑務をぼろぼろになりながらクリアしたアザラシーズ。
ゲンマさんの入院も5日目に突入したその日、どうしても人間二人が同時に、長時間外出しなくてはならない事態となり、その間ハヤテ姫ひとりで不慣れなホテルで留守番をさせるわけにもいかず、ゲンマさんと同じ動物病院で、ペットシッターサービスを利用することに。


「アタシはどっこも悪いとこなんてないわよ!! 
 ちょっと!! 聞いてんの?! 
 …ぬう…覚えてなさいよ!! アンタたち!!(#ΦωΦ)+キラーン」



とばかりに、恨み120%の視線攻撃をしてくる姫様を、「ひぃぃ~!ごめんなさいぃぃ~!(/□*;)(/□T;)」と預け、丸々一日トロント中を奔走しました。 
夕方、ぐったり疲れきっていたものの、アザラシーズひとつの決意を胸に病院にお迎えに。



そう。 今日こそは、もう誰が何と言おうと、ゲンマさんを連れて帰ろう。



hayate1

駄馬のくせに…! ナマイキだわ。





一進一退、毎回答える先生が違う上に、先生によって違う意見を言われそれに振り回されている毎日。
バラバラの診断結果に一喜一憂することにも疲れ果て、さすがにプチ切れ状態。
その上朝昼晩のアザラシーズからの電話攻撃を億劫に思ってか、ゲンマさんの容態をまともに答えてくれもしない病院に、不信感が募っていたのです。 
そしてもうひとつ、アザラシーズの心理的に「これはヤバイ」と思った出来事が…
その日の早朝、いつも通り病院にかけた電話で取り次がれたのは、忘れもしないあの声。






「おはようございまーす。 担当のカドリでーす。 元気ぃ?」







そう、なんとそれは夜勤明けのドクター・カドリ。
ああ、それなのになんということでしょう。
アザラシーズときたら、カドリの声を聞いた途端、「やっと知ってる先生が出てくれた~!\(T▽T)人(T▽T)/」
などとほっとしてしまったのです!!!






…ああ。 なんて疲れてたのかしら、アタシたち…(遠い目)。





そして何より、入院費ってありえなくらい高いんですよ!
すでにその時点で、「これ…飛行機をビジネスにランクアップできたんじゃ?」ってくらいの出費が。 
もちろんゲンマさんの健康には変えられませんが、でも本当にまったく。 ぜんぜん。 ないものは。 払えませんから! 



ということで、今回きちんと容態や今後の予定を聞いて、ちゃんとした説明を受けられないようなら、せめてこの病院は退院させよう、治療がまだ必要なのだったら、せめて自分たちが安心してゲンマさんを預けられる病院に転院させよう、ということに。



病院でまず姫様を引き取ると、「本当にハイアーテ(ハヤテ、という発音は難しいらしい)はなんてキュートガール(…)なのかしら! とってもとってもシャイでいい子だったし!」と看護士さん一同べた褒め。 
『男の子で内弁慶のビビリなんです。』と訂正しようかとも思いましたが、そこを姫が半眼で「…アンタたち…もちろん覚えてるでしょうね…」と一睨み。 ひぃぃ~!ごめんなさいぃ~!(/□*;)(/□T;)



そしてここが正念場。 ゲンマさんの本日の担当医に、これこれこういうわけでと連れて帰る意思を語ってみると。



「うーん…まだ安心できないんだけどねえ。 もう一日入院してたほうが…」
「(それ三日前から言ってんじゃん!)…でももうお金ないんです。」
「あら、そう。 じゃあしょうがないわね。 退院の準備するわ」
「な!Σ( ̄□ ̄;)Σ(@□@;)」



やはり世の中金なのか…? ちょっぴり世間の世知辛さにやさぐれかかりましたが、とにかく退院できる程度には回復してるならよし、ということでゲンマさんを連れて帰ることに。



でね。 その時にね。 看護士さんが「いいよ」って言ってくれたので、キャリーに入ったハヤテ姫も一緒に、ゲンマさんのケージまで迎えにいったんですよ。
そしたらね。 この5日間、お見舞いに行ってもちっとも反応のなかったゲンマさんが、いきなりすくっと立ち上がって。

 
姫様の入ったキャリーに、すりすりすりすり。「ぐーなー」 
すりすりすり。「ぐーなー」って。



そうか。 ゲンマ、寂しかったのね。 
ハヤテにーたんに会いたかったのね。(T△T)(ノ_<。)
大好きなにーたんの姿を見て落ち着いたのかアザラシーズにも甘えだし、「ぼくもかえります。」とばかりに、無理やりハヤテ姫のキャリーに潜り込もうとするゲンマさん。



ごめんね。 ゲンマが一番辛かったね。



しかし海豹2頭と周りの看護士さんの感動&ゲンマさんの愛など、姫様にはなんの関係もないことらしく。 
開けられたキャリーから一度だけぬうと顔を出し、周りを見回して、「あら、まだアタシの城じゃないじゃない。」とばかりに引っ込んだまま、その後はまったく出てきませんでした…。






【ちょっと! 次の間へいくわよ!!】


ホテル暮らしっていうと、『毎朝コーヒーとバターたっぷりのオムレツのにおいで目が覚め、洗い立てのタオルにバスローブ、トロピカルジュース片手にプールで読書』(←偏り過ぎ)というイメージですが。



海豹家が帰国まで一週間弱陣取りましたのは、トロント空港近く。 
車がなければどこにもいけない、周りには空港関係の倉庫しかないがらんとした場所にある、モーテル様式のホテル。
それでも日本と違い、基本的につくりが大きいのが北米のいいところ。 ダブルベッドが二つも入った、猫オッケー(別途料金なし)、ネット完備、安食堂あり、なのに場所柄とってもお安い。



とりあえず病院から戻るなり、兄弟をキャリーから部屋に出してやると、二匹とも興味津々であちこちふんふん。 
そういうところ、ある意味兄弟共々新しい環境には強いよねえと、とくに怖がることもない様子にちょっと感心してしまいました。



ゲンマさんはとにかくおしっこに注意。 もし少しでもおしっこが自力でできないようなら、すぐに病院に連れてくるようにといわれています。 
ここで『自力でおしっこできない』というのは結石が原因ではなく、治療のためにずっと弛緩剤が点滴に入っていたため、踏ん張る筋肉がまだ弛緩していておしっこできなくなっている可能性がある、ということらしいです。



で、ゲンマさんの様子といえば。 




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寝る。







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寝る。







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アザラシーズも寝る。(←同じ格好)







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姫様も寝る。






って感じでひたすらひたすら寝てました。 やっぱり疲れてたんでしょうね~。
そしておきたらご飯。 いつもの三分の一くらいでしたが、それでもしっかり食べて薬をのんで、ちょっと姫様と遊ぶ。
あまり普段と変わらない様子に本当にほっとしました。 無理やり拉致ってきたものの、「もし調子が悪くなったら」とびくびくしていたので、病院にいるよりずっと元気そうでリラックスしている姿についついほろりと。





あ、ちなみにやっぱり主治医は最後までこちら↓の先生でした…。 いやあ、最後まで縁があったのね…。




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…薬の数、間違えたんだね…






ところで。 一人健康炸裂の姫様は、新しい城、というより納屋に興味津々。 
あっちをふごふご。 こっちをふごふご。 探検疲れで行き倒れたり↓。






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姫様のウサギのようなおみあしをお楽しみください。






しかしいくら大きいといってもアパートの三分の一もない、それも続き部屋のないホテルの部屋に飽きるのは時間の問題でして。 
すぐに探索を終えてしまった姫。 部屋のドアに向かって





「ちょっと、次の間に行くわよ! ここ、開けなさいよ!! アタシ、知ってるのよ! 向こうに部屋があるの!!」と大騒ぎ。 
なだめるのに一苦労でした。



そんな狭い部屋で大騒ぎの海豹家の一週間弱は、細々とした残りの雑用に追われてかなり忙しいものだったのですが、それでも兄弟+海豹4人全員が揃っているという事実は気持ちをとても楽にしてくれ、穏やかな日々となりました。



なによりゲンマさんのおしっこが少しずつでも自力でできていることに、とってもとっても救われたことは言うまでもありません。(^◇^)(^◇^)





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退院後、初めてのおしっこを激写!!






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