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「フンフフ~ン♪」と鼻歌まじりで『獣医学書・基礎編』のページをめくる、ドクター・カドリ。 目の前で教科書を開く医者に呆然とするアザラシーズには、まったく気付いてないもよう。



「あ、あった!ほらね!(←誇らしげ…) えーと…あと狂犬病のない国は~、ハワイ、オーストラリア …ふーん。」





Σ(゚Д゚ ;) 『ふーん。』って、アンタ!
いまさら教科書読んで感心してる場合ですか?!





それを聞いた助手が、首を傾げて「オーストラリア?なんで?」 とぽつり。


「なんでってなんで?ここに書いてあるからそうなんじゃない?(←泣)」



ページを指さすカドリ先生。



「いやさあ、狂犬病を媒介するのってコウモリとかじゃん? オーストラリアなんて野生動物の宝庫、それこそ山ほどいるだろうに。」



助手のするどい指摘に感心するアザラシーズ。
本当だ。 野生動物が狂犬病持ってたら規制しようがないし、そもそも人が介入できないことなんて規制する意味がない。



「ん?なになに?どういうこと?」 小首を傾げるカドリ先生。 助手がそれに答える。



「だからさ、どの国も、所詮人間に飼われている動物の範囲で『狂犬病のない国』って言ってるってこと。 まあ、家庭で飼われてるペットが、野生動物と接触することなんてほとんどないからいいんだろうけどさ。 でも野生動物がどんな病気持ってるかなんてわからないだろ。 しかも飛べる動物なんて海越えて移動できるんだし。 基本的に狂犬病持ちのコウモリが一匹でもいたらアウトじゃんか。」




「アハハハハ!ホントだー!政府ってわかってなーい!」








いろんな意味でわかってないのはお前だ。








助手のコウモリネタがすっかり気に入ったカドリ先生。 ゴキゲンでさらにもう一声。




「そんでさ、狂犬病持ったコウモリが、日本にバッサバッサ海越えて飛んできたりして!アハハハハ!」




もう帰して!アタシたちをおうちに帰して!
\(T□T; )))((( ;T□T)/  




この時点で、病院に来てからすでに1時間半が経過。 
私たちはドクター・カドリの「コウモリ小話」を聞きにきたのか? 
兄弟猫は長時間のストレスで息があがっているし、アオは逃避寸前。 アカは脱力のあまり、口を開くのも億劫な状態になってしまっている。 
そんな二人と二匹をよそに、カドリ先生は教科書を見ながらカルテに何かを書き込み中。 …そこに「カルテの書き方」とかが載っているのだろうか…いや、そうに違いない…
ぼんやりと佇むアザラシーズを尻目に、今度は頼んでもいない2匹の健康診断を始めるカドリ先生。



「体温は~ …カンペキ!」
「心拍数は~ …カンペキ!」
「耳の中~ …カンペキ!」



『perfect! (カンペキ!)』を連呼する獣医師に、もはや「ホントかよ?!」とツッコミを入れる気力すらない飼い主二人。
「はあ、そうですか。そりゃよかった…」
なんだか取り残された気分のまま、動物病院の夜は更けてゆく…



つづく。

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