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…ハッ Σ( ̄□ ̄) いかん。 今日は採血に来たのだ。 チップを読み込むだけでこれでは、いつまでたっても帰れんではないか。 せめてこっちから働きかけて、診察を早く終わらせる努力をせねば。
気を取り直して、もう一度血液検査の概要を説明するアザラシーズ。



日本の検疫に必要な書類の中で、一番やっかいなこの検査の証明書。
狂犬病注射を決められた期間中に2回以上した上で、血液中に規定値以上の抗体がきちんとできているかどうか、その数値を測るというもの。 しかも証明書として認められるのは、日本の検疫が指定した機関・施設で行われた検査結果のみ。
カナダにはその指定施設がひとつもないため、一番の近場でも、はるばるアメリカ・カンザスまで血液を送らねばなりません。
面倒くさい上に複雑なこの仕組み、さあ、我らがカドリ先生に伝わるのか?


「ふむ。つまり今日は狂犬病注射を打てばいいんだね!」





伝わらなかった。 __| ̄|○|||



この人、はたして人の話を聞いているんだろうか? それとも私たちの説明の仕方が悪いのか? 打ちひしがれるアザラシーズ。 そこへ、天の声が。




助手:「違うよ、イッサム。 狂犬病注射はもう終わってるの。 今度はその抗体値を調べなきゃなんないんだって。 でも検査するのは日本の検疫が指定した機関じゃないとダメで、しかもそれがカナダにないから、ここで採血してカンザスまで送んないといけないの。 …だよね?」





伝わっていた。(助手に)\(T▽T)/



にっこりと笑ってこちらを向いている助手の背中に、後光がさして見える…
そして今度こそ検査の流れを理解したカドリ先生。



「えぇ?!カンザスぅ?!なんでさ~?!カナダでだってできるよ!(←だからできる・できないの問題ではない…)」



ぶうぶう文句を言うカドリ先生と「だから、それが日本側が決めた規則なんだってば…」と宥める助手。
長身でダークな顔立ちのインド系カドリ先生に対して、助手は坊主頭で童顔のヨーロッパ系。だだをこねている大人と、それを諭している子供を見ているような気がしてくるアザラシーズ…




ああ、助手よ。なんであなたが医者じゃなかったんですか…




しかしここまできたら、あと一押し。 摂取した血液が確実にカンザス大学に届き、かつその証明書にもきちんと「University of Kansas」の名前が入っていない限り、それは無効となるのです。 仕事に関してはただでさえお気楽(というよりいいかげん。)なカナダ国民。 しかも私たちの相手は天下のカドリ先生。しつこく何度言い含めても、言い過ぎということはありません。



「あのー、カドリ先生。 できれば、まずはカンザス大学で絶対検査されるっていう、確証が欲しいんですけど…」
「そっか、そうだよね。よし!確認してくるから、ちょっと待ってて!」



大事な『獣医学書・基礎編』をまた小脇に抱え(…)意気揚々と診察室を出ていくカドリ先生。
「あ、それじゃ僕も仕事に戻ろう。(←ええ!ちょっと、まだ行かないでよ!)」と先生の後を追って行ってしまう助手。
ま、まあ、多分確認っていってもカンザス大学に電話で聞くくらいだろうし、詳しい話もわかってくれたみたいだから、カドリ先生一人でもこれでなんとか話が進むんじゃ…





……
………30分経過。



帰ってこねえ。




カドリーーー!!!(@□@)




つづく。

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