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関西生まれのアオは生まれたときからトラキチ人生。 阪神が勝てば上機嫌。 野球は野外でビールをかっ喰らいながらヤジを飛ばしつつ観るべきもの。

九州生まれのアカは典型的な野球オンチ。 顔と名前が一致する現役野球選手はほぼ皆無。 テレビの野球中継を見せれば数分で夢の中。



そんな二人が向かったのは、トロント・スカイドーム。 

今日はトロント・ブルージェイズ VS ニューヨーク・ヤンキースの試合の日です。
そもそもカナダに野球チームがあることすら知らなかった上、カナダチームなら万年最下位に違いない(←失礼である)と勝手に思いこんでいるような阪神ファンと野球オンチが、一体なにしにメジャーリーグの試合観戦に?
まあ、つまりは『松井秀喜選手を観に行こう!』というただのミーハー根性だったりします。



「うおお!生の野球!燃える!」と意気込むアオと「ほお~ドームって広か~」と口を開けるアカ。 席はバッターボックスにほど近い、なかなか見晴らしのよい場所です。 おお、ここから松井選手の顔もしっかり見えるではありませんか。 応援してますからガツーンと打ってくださいよ~。



さて、今日出てる選手は誰かな~?(←あんたたち松井以外知らないだろう。)巨大なモニターに映る、今日の選手陣の名前を確認する二人。



……読めん。



Catalanotto…かたらのっと? Giambi…じあんび? Chacin…ちゃちん?
発音できんわ!ということで、勝手に好きな名前をつけだすアザラシーズ。



「おっ!はっちゃんが打った!」 (←ハドソンという名前だったらしい)
「ぬう!サダのくせに生意気な!」 (←ポッサダです)
「いけー!ゴンザレス!」 (←ロドリゲス。アカにとって、ラテン系選手はすべて「ゴンザレス」…)



もう言いたい放題です。



アザラシーズ的には大盛り上がりで1回裏が終わった頃、開いていた隣のシートに、4人組の若い男性陣が。
どうやら会社帰りのようで、みなさん一斉にビールとフライドポテトの嵐。 特にアカの真横のお兄さんはシートに座るなり「ビール飲まなきゃ野球観戦の意味ないね!俺、酒すっごく強いからさー、もうガンガン飲まなきゃ盛り上がれないよ!」と真っ先に飲み始めました。




3回裏、ふとなんとなく隣のお兄さんの特大カップが目に入ったアカ。



…あれ?ぜんぜん減ってない。



さっきお酒強いからガンガン飲むって言ってなかったっけ?それともあんまりおいしくないメーカーだったのかしら…?
ちらりと顔を見ると、耳まで真っ赤。 しかも左右に揺れながらとっても幸せそうにうふうふ笑っています




こ…この人、もしかしてもう酔っぱらってるとか言う…?!!(゚Д゚|||)




実はぜんぜん飲めなかったらしい、わずかカップに数センチのビールでできあがってしまった非常に「エコ」なこのお兄さん、回が進むごとに(自分だけ)どんどん盛り上がり、選手に飛ばすヤジにも拍車がかかる一方。



「お前なんかキライじゃー!!」(←ジェイズのマスコット、アオカケスのエース君への罵倒)



「うりゃー!おまえにおれの球はうてーん!!」(←いや、投げてるの君じゃないから)



「カナダからでていけー!ジェイズーー!!」(←そっちかよ?!!)



連れの3人の『こいつ、連れて来るんじゃなかった…( ̄□ ̄;)』という視線も、「お…おい、だまれよ」という必死の制止もなんのその。 お兄さん、絶好調です。 
そして6回裏が終わる頃、彼はおもむろに立ち上がりました!








「おとうさーーーーーーーん!!!」








もう意味不明です。
そのままスタスタと席を離れていく彼。 もちろん誰も止めません。
しばらくして帰ってきたものの、今度はシートに深く座り込んでぴくりとも動かなくなりました。
寝ちゃったか?それともスタッフに注意でもされたかな?ま、いいや。 これで少しは静かに…




「おれさあ…」



ん?なんだ?起きてたのか?



「本当は、ニューヨークに行きたかったんだよ…」



いきなり夢ものがたり語りだしちゃったよ!この人!Σ(゚Д゚ ;)



すっかり隣人に釘付けのアカの隣では、松井選手率いる(?)ヤンキースを応援していたはずなのに、その体に深く刻み込まれた『関西遺伝子』の罠か、地元弱小チーム(と勝手に位置づけられている)ブルージェイズの不憫さに庇護欲をそそられ、いつのまにか「負けるな、ジェイズー!!」と拳を振り回しているアオの姿が。
二人とも『ヤンキースの応援』という、当初の目的などすっかり忘れているようで…



試合は4対3でヤンキースの勝利。 
松井選手もヒットはなかったものの、なかなかの活躍で大満足のアザラシーズ…だったんですけど、パンチのきいた隣人のおかげで、試合後半の記憶がちょっぴりあいまいなのはきっと気のせいではない、まだ春遠いトロントの一夜。



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